Dance Fanfare Kyoto

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lonely woman (Dance Fanfare Kyoto vol.01)

ダンスとは何か、何がダンスになるのか、
動くことだけではなく、動かないこともダンスとして創作する経緯の中にこの「lonely woman」がある。
【立ったその場所を動いてはならない】という制約の下、横一列に三人が立ち30分間のダンスを行い、その後、次の三人と交代する。
ダンサー、美術家、詩人、音楽家、写真家など参加者は多分野に及び、ダンス経験のない人達もそれぞれの方法でダンスをつくりあげた。
過去18回の上演が行われ、参加者は100人を越える。

Dance Fanfare Kyotoオープニングプログラムとして黒沢美香の伝説のダンスプロジェクト
「偶然の果実」(1990-2002)の中で生まれた「lonely woman」の京都初上演。

タイトルlonely woman (初演1991年)
コンセプト黒沢美香
出演【A】
花本有加 (KIKIKIKIKIKI) 木下出 荻野ちよ (双子の未亡人)

【B】
京極朋彦 (京極朋彦ダンス企画) 宮階真紀 (カウパー団)  
岩下徹 (即興ダンス/山海塾)

【C】
勝野タカシ エヴァンズ・ポール(コンタクトインプロ・京都) 茂山童司

【D】
黒沢美香 秋山みなも 北村成美

【ヒト時計】
菊池航 (淡水) 竹ち代毬也 中川裕貴、バンド (中川裕貴、横山祥子、菊池友里子)
instruments 【木下】
空のペットボトル(2リットル)×4、譜面台+楽譜、鍵盤ハモニカ、ラジカセ、スーツケース、鈴のついたストラップ、鈴のついた蝶ネクタイ、冊子×4

【宮階】
透明ごみ袋、ビニールチューブ+給水袋、約1mの筒状のアルミホイル、モール・チェーン×4

【勝野】
ピアニカ、タラブッカ

【茂山】
扇子

【秋山】
トウシューズ

【黒沢】
赤いチーフ
日程2013年 7月5日(金) 18:45
場所元・立誠小学校 3F 自彊室 google map
料金2,000円(当日券 +300円)
上演時間120分

ARTIST

黒沢美香くろさわみか

振付家/ダンサー 横浜生まれ。1982~85年NY滞在中ジャドソン・グループを追いかける。「黒沢美香&ダンサーズ」、『薔薇の人』ソロダンスシリーズを進めながら、最新は踊る大学教授陣 「ミカヅキ会議」を結成。子どもの文化芸術体験事業や、社会・地域連携プログラムに参加。舞踊コンクール第1位、新人賞、優秀賞、舞踊批評家協会賞、日本ダンスフォーラム賞、ニムラ舞踊賞など受賞。日本のコンテンポラリーダンス界のゴッドマザーと称されている。(写真 | のぎすみこ)
http://www.k5.dion.ne.jp/~kurosawa/

花本有加(KIKIKIKIKIKI)はなもとゆか

1985年生まれ。広島県出身。3歳から石原バレエアカデミーでクラシックバレエを習い始め、そこで様々なダンスと出会う。京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科第5期生。2007年より〈KIKIKIKIKIKI〉に所属。以来、ほとんどの作品に出演。最近は、〈花本有加x松木萌〉でデュオでも活動中。やなぎみわ氏の映像作品や演劇プロジェクトに出演。また、ヨーロッパ企画 イエティ、劇団子供距人の作品に出演するなど、多方面へ活動を広げている。

木下出きのしたいずる

パフォーミングアーティスト。東京芸術大学にて、声楽を学ぶ。卒業後、劇団四季、兵庫県立ピッコロ劇団を経て、歌いながら踊るというスタイルをテーマに、ソロパフォーマンスの制作を始める。主な作品に、「piano」(2007年、エジンバラフリンジフェスティバル)「マンポの男」(2013年、草津ダンス街道)がある。コンテンポラリーダンスでは、きたまり、北村成美、モノクロームサーカスの作品に参加。オペラへの出演、舞台音楽の制作も行っている。

荻野ちよおぎのちよ

Monochrome Circusダンサー/振付家としての経験を積む傍ら、海外でのコラボ企画などに積極的に参加してきた。またダンス初級クラス「オギノ式」、新感覚トライアル「なべちゃんと学ぼう(英語編)」にて講師をつとめる。今年10月には双子の未亡人・新作オムニバス公演に出演する(於ギャラリーPARC)。(写真 | Jun Sabayton)
双子の未亡人http://veuvesjumelles.com
初音館スタジオhttp://hatsune-kan.blogspot.jp

京極朋彦きょうごくともひこ

2007年 京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科舞台芸術コース卒業。京極朋彦ダンス企画主宰。KYOTO DANCE CREATION代表。ソロダンス『カイロー』は今まで京都、東京、横浜、福岡、北京にて上演され、2014年8月、びわ湖ホールにて再演。
http://kyo59solo.blogspot.jp/

宮階真紀みやがいまき

カウパー団/1975年1500gで産まれる。30歳から舞台とセックスワーカーを始める。カウパー団主宰。女優パフォーマー。ブブ・ド・ラ・マドレーヌ+山田創平+山中透、高嶺格、松田正隆、岡田利規、筒井潤、田辺剛らの作品に出演。TVBrosのイベントやクラブ、国内外でのパフォーマンスも。その他乳がん手術をワイドショーでドキュメントされたことも演技をしたので出演作としている。

岩下徹いわしたとおる

即興ダンス/山海塾舞踏手。ソロ活動では<交感>(コニュミケーション)としての即興ダンスの可能性を追求。1957年生まれ。82~85年石井満隆ダンスワークショップで即興を学び、83年ソロ活動開始。かつて精神的危機から自分のからだを再確認することで立ち直ったという体験を原点とするソロダンスは、等身大のからだひとつで立つことから始まり、場との交感から生まれる即興として踊られる。1986年より山海塾の全作品に参加。89年より滋賀県/湖南病院(精神科)で「ダンスセラピーの試み」を継続実施中。(写真 | 山下恒徳)

勝野タカシかつのたかし

マルチミュージシャン。うたものアルバムはMiDiよりhonziプロデュースによる(僕のユリイカ)フレッドフリスなど前衛音楽のオムニバスサウンドコスモデルに参加。現在KATSUNOVA・DOMINGOと平行してセッション・ライブ企画など一つの流れとして活動している。

Paul Evansエヴァンズ・ポール

長年、エヴァンズ・ポールは ヨーロッパや北米、日本などでパフォーマンスに参加してきた。 バックグラウンドやトレーニングは演劇、パントマイム、バレエ、そして様々なモダンダンスのテクニックである。 30年近くコンタクトインプロを続けている。

茂山童司しげやまどうじ

1983年生まれ。茂山あきらの長男。父および祖父二世茂山千之丞に師事。1986年「NOHO(能法)劇団」の『魔法使いの弟子』で初舞台。同年『以呂波』のシテで初舞台を踏む。1997年『千歳』、2004年『三番三』、2006年『釣狐』を披く。2000年に始動した「TOPPA!(心・技・体、教育的古典狂言推進準備研修錬磨の会)」での活動を経て、2006年から「HANAGATA」メンバーとして再始動。また、詩人Chori(チョリ)との朗読コラボレーション、ひとり芝居「Sence Dise:one」企画・制作・演出・出演するなど多彩な舞台活動を展開している。アメリカンスクール出身で英語堪能。国内外でバイリンガル狂言公演を行うなど表現者としての新境地を切り開いている。
http://dojicompany.jp/

秋山みなもあきやまみなも

1997年生まれ。03年から畠中三枝バレエ教室でバレエを習い、08年から森裕子の指導でコンテンポラリーダンスも始める。現役高校2年生。

北村成美きたむらしげみ

通称、なにわのコリオグラファー・しげやん。6歳よりバレエを始め、英国ラバンセンターにて学ぶ。 '00年ソロとなり「生きる喜びと痛みを謳歌するたくましいダンス」をモットーに、バカおどり道を邁進中!!ソロダンサーとして国内外で作品を上演するほか、小・中学校・高校・特別支援学校・福祉施設での作品製作、美術家・音楽家・振付家とのコラボレーションにも積極的に取り組んでいる。近年は、あらゆる世代・多様な個性をもつ人々と協働し、大型コミュニティダンス作品を日本各地で発表。平成15年度大阪舞台芸術新人賞、平成22年度滋賀県文化奨励賞を受賞。(photo by Raw)
http://www.shigeyan.com/

菊池航(淡水)きくちわたる

近畿大学にてコンテンポラリーダンスを始める。 2008年、自身の主宰する団体淡水を在学中に結成。以降振付/演出を行う。 人、音、空間、映像など場にある存在たちの関係性を重視し、そこから織りなされる日常と非日常の境界模様を身体性や空間構成を使い描き出す。
http://tan-sui.blogspot.jp/

竹ち代毬也たけちよまりや

92年、現代美術から舞踏に興味を持ち転身。その後、動作以上ダンス未満な独自の表現で関西を中心に活動。平成の金粉ショー「新世界ゴールデンファイナンス」では演出、振付も行い、劇場からクラブ、船上から披露宴会場などで活動。ダンサー、役者、ミュージシャン、画家などなど様々なアーティストとのセッションや外部出演も多い。

中川裕貴、バンドなかがわゆうき、ばんど

swimm, N.O.Nといった「バンド」で活動する、中川裕貴(cello, electronics, computer)の「バンド」。「、バンド」は現在、菊池友里子(piano)と横山祥子(violin)の2名。「バンド」として、「ライブ」で音楽を演奏する「こと」から、どんな体の動かし方やおしゃべり、舞台が可能かを、あくまでも「ライブで音楽を演奏しながら」考えている。「音楽」的には、現代音楽(明確な定義を持たず)的なものを中心とし、その他に、アシカ/セイウチショーの録音と一緒に演奏する曲や、1曲の中でそれぞれのバンドメンバーが異なる曲数の楽曲を演奏する曲等がある。
http://nonpage.exblog.jp/